能動的思考力の備わった自律型人材
従業員の一人ひとりが自社の取り巻く経営環境の変化を迅速に捉え、多くの情報から必要とする情報を収集・分析し、それらを自社の経営戦略や戦術に活かして行動することにより今まで以上の利益が生まれ、組織の安定的な成長と繁栄へと導いてゆきます。
その実現のためには、自社の経営資源である「人」を「自ら考え行動できる人材」へと意識改革させる必要があり、それには能動的思考力の備わった自律型人材育成が不可欠です。
自律型人材を育成するにあたっては、基礎学力や専門知識に加え、それらをうまく活用していくための社会人としての基礎力を身に着けさせることが重要です。
社会人の基礎力とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「企業や若者を取り巻く環境変化のなかで、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年から提唱しています。