損益計算書
損益計算書とは、通常は一事業年度における企業の経営成績を示す計算書です。
貸借対照表とともに、主要な財務諸表のひとつであり、それは発生主義により、一事業年度に発生ないし実現した収益とそれに対応する費用とを対応表示して、５つ の利益（売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益）に分類して記載したもので、原理的には（収益－費用＝利益）という損益法の原理にもとづいて作成されています。
損益計算書は、一定期間における、企業の経営成績（収益、費用、利益、損失）を表す財務諸表です。
企業の経営活動で儲かる（Profit）項目と損する（Loss）項目の一覧表であるため、プロフィット＆ロスステートメント（Profit & Loss Statement：Ｐ/Ｌ）とも呼ばれます。
損益計算書は、外部報告資料として作成される場合、左右に分割される形式（勘定式）ではなく、収益と費用および利益を、上から下へ一定の規則に則って並べた形式（報告式）で作成されます。
財務諸表の利用者は、この計算書を通じて、過去における資金運用の経緯と結果を観察し、将来の収益性を予測します。
この損益計算書において、企業の将来の収益性の予測を容易にできるようにするため経常利益を示されていることは、大きな特徴のひとつです。
